フォーラム福岡

福岡の近未来図

世界最大・最高のスポーツ祭典・オリンピックとは…

2006年2月10日発行の9号より

「世界最大・最高のスポーツ祭典・オリンピックとは…」に対する皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
コメント受付フォームよりお送りください。>> コメント受付フォーム

ワンポイントビュー

4年に1度、世界中を熱狂させるオリンピックはどのようにして誕生したのか。1世紀を経て、世界最大・最高のスポーツ祭典となったオリンピックの魅力とは、何なのか。

敗戦下、社会運動として誕生した近代オリンピック

近代オリンピックの創立者・クーベルタン男爵が、オリンピックを復興した当時の祖国・フランスは普仏戦争に敗れ、巨額の賠償金や領土割譲などの屈辱的な状況に陥っていた。祖国復活と誇りを如何に取り戻すべきかと模索と思案にくれたクーベルタン男爵がたどり着いた先が、イギリスで取り組まれていたスポーツ教育だった。

当時、ギリシャ・オリンピア遺跡の発掘がすすみ、古代オリンピックの存在が注目を集めた時期でもあった。そして、各地に「オリンピック」と冠した大会が流行し、クーベルタン男爵も視察したイギリスのマッチ・ウェンロックをはじめ、スカンディナビア、発祥地・ギリシャでも開かれていた。

これらの「オリンピック」が限定的な競技会だったのに対し、クーベルタン男爵が唱えた近代オリンピックはスポーツによる青少年の教育、古代ギリシャでのオリンピック停戦に喚起された世界平和の推進などの理念があり、社会運動的な側面があった。クーベルタン男爵自身も、若者に「オリンピックは、高潔な理想と純粋な道徳を学ぶとなり得る」と、呼びかけていた。

市営地下鉄と西鉄はいわばライバル同士。両者で乗り継ぎの共通パスや定期券の開発がかねてから、求められてきたが、なかなか実現しなかった。公共交通の利用促進や天神地区での渋滞緩和を目指す上では、バスと電車を乗り継ぐバス・アンド・ライドなど公共交通機関相互の連携が欠かせない。乗り継ぎの割引率やその負担をめぐっての調整なども必要だが、これをきっかけに是非実現してほしいものだ。

岐路に立つオリンピック

理念にもとづく社会運動としてスタートを切った近代オリンピックは、1世紀余りの時代変遷を経て今日では、世界最高・最大のスポーツの祭典に位置付けられている。オリンピック開催は、スポーツ競技や青少年教育にとどまらず、ナショナリスムの高揚や開催都市の再開発などももたらす一大プロジェクトの観がある。

かつて、1100年余りも続いた古代オリンピックが終焉の時を迎えたのは、ローマ皇帝・テオドシウスによる異教禁止令が直接の原因だった。しかし、古代オリンピック自体でもプロ選手の増加、優勝者への莫大な報酬と名誉授与、さらに勝利至上主義の蔓延による腐敗や賄賂が横行し、単なる「見世物」に成り下がった面もある。

今年で110年目を迎えた近代オリンピックにおいても選手のプロ化や商業主義、勝利至上主義によるドーピングなどの課題を抱えて、ひとつの岐路に立っているのも事実だ。(近藤益弘)

「世界最大・最高のスポーツ祭典・オリンピックとは…」に対する皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
コメント受付フォームよりお送りください。>> コメント受付フォーム

※当ページの内容は、2006年2月10日発行の9号に掲載されたものです。

<< トップページへ

Copyright © 2005-2006 Forum Fukuoka. All Rights Reserved.

推奨ブラウザ:IE6以上・NN7以上・Safari・Firefox