フォーラム福岡

福岡の近未来図

福岡・九州オリンピック招致推進委員会事務局長
長沼慶也氏に聞く

2006年5月21日発行の10号より

「福岡・九州オリンピック招致推進委員会事務局長 長沼慶也氏に聞く」に対する皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
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子どもたちに夢を与えるオリンピック招致は市民の力で

「福岡・九州オリンピック招致推進委員会」の事務局長に福岡青年会議所で五輪招致活動を行ってきた長沼慶也さんが就任した。一人でも多くの市民の理解と協力を得るための活動が始まっている。

ながぬま・よしや
1971年6月24日生まれ。インテリアデザインの(有)ラフィナート代表取締役。福岡青年会議所メンバーで、日本青年会議所九州地区協議会の九州オリンピック誘致検討委員長としてオリンピック招致活動に携わる。

「福岡スタイル」への理解を

自治体、スポーツ、経済、地域など福岡を中心とした九州の327団体が参加して結成された「福岡・九州オリンピック招致推進委員会」では、「なぜ、福岡でオリンピックなのか?」ということを、わかりやすく市民のみなさんお知らせし、ご理解いただく活動を積極的に行っていく。その旗振り役が、私の役目だと思う。回を重ねる毎に大型化しているオリンピックを、本来の目的に沿って見直した、「福岡スタイル」と呼ばれている計画が、福岡の将来だけでなく、オリンピックの将来をも大きく変えていく事、それを強く伝えていきたい。

みなさんの中には、オリンピックは施設建設、大会運営、開催後の維持費などに莫大な費用がかかる!など過去の失敗例を見て判断し、招致に反対したり、疑問を持ったりされている方があるようだ。私たちもそのようなオリンピックは望んでいない。福岡の計画は、過去の失敗例も分析し、成功したシドニーやバルセロナの実例も学び、将来展望もはっきり持った計画を準備していることを知っていただくことも、われわれの重要な役目だ。それらを繰り返しながら、多くの福岡市民、九州のみなさんの賛同を得て、オリンピック招致活動を展開していきたい。

青と黄色のポスターで福岡の街を染めたい

具体的に活動するのは、九州の青年会議所の4500人のメンバーはもちろん、福岡・九州オリンピック招致推進委員会に参加している327団体のみなさんに加えて、ボランティアや学生さんなど、一緒に活動したいという人たちが既にあちこちで声を挙げていただいていて、そういうみなさんのバックアップもしっかりとやる。博多どんたくのパレードにもJCメンバーとその家族や学生さんら200人のどんたく隊で参加して、気持ちを新たにすることができた。

署名活動もこれから本格化させ、「2016福岡・九州オリンピック」のポスターやフラッグ、ステッカーで福岡の街を黄色と青に染めたい。

クーベルタンの思いに共感

福岡のまちづくりは、市民の力で行っていくのが福岡スタイル。未来を担う子どもたちに夢を与えることができるオリンピック招致はぜひ、福岡市民の手で実現したい。

街づくり・人づくりを標榜して活動している福岡青年会議所のメンバーとして、夢だったオリンピック招致の活動にかかわるようになって、オリンピックの歴史や精神などを勉強した。バルセロナにも視察に行った。調べれば調べるほど、世界の平和と青少年の健全育成を願った近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵の思いに共感するようになった。スポーツを通じて人間が自らの限界に挑むオリンピックの選手たちの純粋な姿が、古代ギリシャでは戦争を停める力をも持っていたという。それが本来のオリンピックの姿でしょう。

福岡を、子どもたちが将来に夢と希望を持てるような街にすることはぼくたちの大事な仕事であり、オリンピックを福岡で開いて世界の人々と交流し、平和のメッセージを発信することは、間違いなく子どもたちの未来のためになる。

それに、今を逃したら、オリンピック招致という経験をすることは、おそらくもう一生ないだろう。福岡にとっても二度とないことだろう。この貴重な経験を、ぜひ実のあるものにするために、できるかぎりの努力をしたい。

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※当ページの内容は、2006年5月21日発行の10号に掲載されたものです。

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