フォーラム福岡

天神および博多駅の開発シナリオ天神写真

来春開業する地下鉄3号線(七隈線)
地下鉄インフラを生かす!

2004年9月30日発行の創刊号より

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地下鉄の交通インフラ機能をよりよく生かすために、よりよく生かしていくために最近、『パークアンドライド』、『バスアンドライド』、『サイクルアンドライド』などの考え方や取り組みへの関心と期待は高まりつつある。

交通手段の体系・分業化へ

交通インフラである地下鉄を『市民の足』として、よりよく生かしていくために最近、『パークアンドライド』、『バスアンドライド』、『サイクルアンドライド』などの言葉をよく耳にする。

パークアンドライドとは 、都心部郊外の最寄り駅まで、自宅から自動車を使い、駅に近接した駐車場に駐車(=パーク)し、鉄道やバスなどの公共交通機関に乗り換えて(=ライド)、目的地まで行くシステムのことだ。自動車の替わりに自宅からバスを使って最寄り駅まで行って乗り換えれば、バスアンドライドとなる。同じく自転車で自宅から駅に向かって、乗り換えれば、サイクルアンドライドといわれる。

福岡市営地下鉄におけるパークアンドライドの事例としては、箱崎のケース(142台収容)と、地下鉄3号線(七隈線)開業までの暫定運用の姪浜(110台収容)のケースがある。これらの駐車場利用は地下鉄定期券の購入が条件となっており、駐車料金についても周辺より低く設定して割安感を持たせているが、「パークアンドライドの推進というより地下鉄の利用促進的な意味合いも強い」(交通行政関係者)。

ワンポイントビュー

求められる交通機能の分担

パークアンドライドに関して、国によると目的地となる都心部から10キロ地点を目安と している。この基準で天神を基点に福岡市内にあてはめると、西は生の松原付近、東は香椎付近、南は春日市春日原付近となる。つまり、福岡市自体はコンパクトにまとまっているため、市内の主要部が10キロ圏内にあり、さらに地下鉄も圏内を走っている。

このため、パークアンドライドについては、福岡都市圏においては福岡市近郊のJR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線の駅周辺において取り組んでいるケースが多い。なかには平日のショッピングセンターの空き駐車場を活用している事例もある。

一方、地下鉄、JR、西鉄の主要な駅には駐輪場が整備されており、サイクルアンドライドは活発と いえる。このような点を踏まえ総合的な交通体系システムとして「色々な選択肢を与えることが重要であり、その選択肢のひとつがパークアンドライドであり、バスアンドライドであり、サイクルアンドライドとなる」(福岡市交通計画課)。

来年2月に開業する地下鉄七隈線の目的のひとつが、都心部へのマイカー流入を削減させることであるだけに地下鉄の持つ交通インフラ機能をよりよく生かしていくことが大切だ。なかでも市内バスと地下鉄との役割分担によるバスアンドライドを充実させていくことは、福岡市における交通体系システムづくりの観点から重要になる。(近藤益弘)

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※当ページの内容は、2004年9月30日発行の創刊号に掲載されたものです。

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